できるだけ高く車を売る方法
一括査定なら数十万円高く売れる可能性があります!
廃車も考えた愛車BMWが最終的に60万円オーバーで売れた経験を基に書き残します。
車を買ったならいつかは来るであろう「売却の日」
理由は様々。
どんな理由だろうと願いはひとつ。
できるだけ高く売れますように…
叶えてあげたいその思い!
ここに私の成功例を書き残します。
車を売る方法
車を売る方法はいくつかあります。
1:車を買い換えるなら下取りとして買い取ってもらう。
2:中古車屋さんに持っていって買い取ってもらう。
3:個人売買。
4:中古車業者オークション代行。
5:一括査定
1の下取りは簡単なのですが、果たしてその売却価格が本当に高値だったのかの見極めが難しいです。
2の中古車屋さんへの持ち込みは手間が掛かかる上、売却価格も果たして限界の高値であったのかを見極めることが難しいです。
3の個人売買はノウハウが必要でリスクが高く、手続きも煩雑なので却下。
4のオークション代行出品は確かに高く売れる可能性がありますが、手数料や陸送費などの経費が掛かり、リスクが高いので一般的にはおすすめできません。
そこで第5の選択です。
一括査定
複数の買取業者を集めて一斉に車を査定してもらい、買い取り金額の一番高かった業者に売るという方法です。
先ほどの例でいうと、2の「中古車屋さんへの持ち込み」と、5の「業者オークション」を足したやり方です。
合同一括査定とは
日時を指定して複数の車買い取り業者を集めて同時に査定。
その場で一番高値を付けた業者に売るというやり方です。
インターネットが発達した現代だからこそ生まれた新しい売却方法です。
メリットこそあれ、デメリットの見当たらない良い売却方法だと思います。
申込み準備。
やり方はカンタンです。
インターネットの合同一括査定サービスに登録するだけです。
一括査定を受け付けているサイトはたくさんあります。
基本的にどこのサイトから申し込んでも参加している業者の顔ぶれは同じです。
業者はプロですから、そういったサービスに登録するなら登録できるサイトすべてに登録しているはずです。
登録業者の少ないサイトを避けるぐらいで、どこのサイトから申し込んでもいいと思います。
車種などの必要事項を入力すると、本申込みの前に買い取り業者の一覧が出ます。
交渉したくない業者があればリストから排除できます。
そのリストに並ぶ業者を見て申し込むサイトを決めてもいいと思います。
申込みの準備として車両の情報を登録するために車検証を手元に用意してください。
そして現時点の総走行距離をメモしてください。
それらの資料をもとに必要事項を記入していくわけですが、
その前に決めておかなければならないことがあります。
1:合同査定の日時
2:売却車両引き渡し可能日時
まずは査定の日時を決めます。
「明日お願いします」と急に言っても相手にだって予定(仕事)があるので人が集まらない可能性があります。
数日余裕を持って申し込んだ方がいいでしょう。
集合時間は車が見やすい日中がいいと思います。
全員の売却価格が出そろうまでは2時間前後掛かると思うので時間に余裕を持ってスケジュールを組みましょう。
屋根の無い場所の場合、雨は避けたいので可能なら天気予報もチェック。
さらに車両引き渡し日時を確認しておきます。
引き渡し時には鍵の他に必要書類のこともあるので立ち会いが必要です。
最終的に引き渡し日時は売却業者が決まった後にレッカー業者とスケジュール調整になります。
車輛引き渡し可能なのはいつなのかというのはけっこう電話で聞かれます。
本気で売る気があるのかを探るためです。
買い取れるかどうかもかわからない一括査定にわざわざ出向くのに、売る気がない冷やかしは相手にしたくないでしょうから当然ですね。
「申し込み」クリックからの流れ
・一括査定実施日時
・引き渡し可能日時
・車検証
・総走行距離
・メモとペンを用意。
そして電話を手元に置いたらサイトに必要事項を記入。
いよいよ「申込み」ボタンをクリック。
クリックした瞬間に電話が鳴ります。
マウスを離すより早く、スマホの画面を閉じるより早く電話が来ます。
それぐらいの心構えをして申し込んでください。
業者はどこよりも早くアポを取って会いたいのです。
最初に会った業者が絶対的に有利なのです。
だからすごい早さで電話してきます。
しかし、こちらは一括査定希望なのです。
あわてない、あわてない。
まずは電話をしてきた相手の社名、担当者名、電話番号をきちんとメモしてください。
話しをしている最中も他の業者からの電話がひっきりなしに着信します。
あとで着信履歴を見てもどれがどこの番号かわからなくなるので必ず通話した相手の電話番号をメモしてください。
電話に出る前に表示された番号の下4桁だけでもメモしておけば十分です。
電話を掛けてくるのはアポイントを取る専門のテレフォンオペレーターの場合がほとんどです。
車輛情報に間違いがないかなど聞かれます。
聞かれたことにはわかる範囲で誠実に答えましょう。
ウソは絶対にダメです。
事故や修復歴を聞かれたら正直に答えましょう。
取引は信用が第一です。
向こうは今すぐにでも見積りを取らせてくれというスタンスで攻撃してきます。
車の買取は基本的に最初に見積りをした者が有利だということです。
最初にうまいことやって買い取れば勝利なのです。
そんな相手の都合は知ったことではないから全無視します。
「XX月XX日のXX時に各社の担当の方に来ていただいて、合同一括査定後の見積りで一番高い金額を付けていただいたお店に売りたいと思います。」
と、はっきり伝えます。
「合同査定でもよければ来てください」ということです。
「今日、今からお時間ありませんか」とかいろいろ言ってきますが、拒否しましょう。
「その日時以外は時間が取れないから無理」
「一括査定以外は考えてない」
と言えばOKです。
すると向こうは実際に査定に来る担当者のスケジュールを確認すると言ってきます。
実務担当者に、買い取れるかわからない合同査定だけど行くかどうか確認しているのです。
売りに出している車によってはこの時点で「その日は残念ながらスケジュールが合わないので不参加とします」と、向こうから断ってきます。
本当に都合が悪い場合や、合同査定は嫌だけど他社を出し抜くチャンスがあると見込んだら
「その日は都合が悪いので今日、今から拝見させていただくことはできないでしょうか」
とか言ってきます。
そういう業者は個別に来てもらっても構わないと思います。
ただし!
・合同査定の前に金額を提示すること。
・合同査定は絶対にするからその日までその買い取り価格を保証すること。
・合同査定の前には絶対に売らない。
ということを約束させます。
「それはできない」と言われたらこれ以上話しをしても無駄なので「ご縁がありませんでした」と言ってサヨナラしましょう。
その業者を単独で査定させるということはこちらも査定に立ち会わなければならず、余計な時間を取られることになります。
そのあたりもよく考えてから交渉してください。
個人的にはそういう業者は信用できないのでパスかなぁと思います。
会ったら会ったで「ちょうど決算なので」とか「キャンペーンやってるので」とか「ノルマがあと少しで達成できるので」とか言って、あたかもいつもより高値で買い取りますよみたいなこと言ってくるパターンな気がするからです(笑)
向こうは商売でプロなのでそういうことは当たり前のようにやってきます。
こっちはこっちで乗らなければいいだけです。
そういう、相手の裏をかくようなめんどくさいやりとりがしたくない人にこそ合同一括査定が向いているのです。
合同一括査定は買取業者にとっては「おしくない」と思います。
逆に言うと「売り手にとっておいしい方法」ということです。
「その条件でもいいから査定させてくれ」という場合は本当に査定日の都合が悪いだけで買い取りの意思があるかもしれません。
そう判断したら査定してもらう価値があります。
各社との電話打合せには数時間掛かると思います。
実務担当者と電話を繋ぐ必要もあるので時間に余裕のある日中に申込みクリックをした方がいいと思います。
査定日を迎えるにあたって
査定前には洗車をして車をきれいにしておきます。
これだけでも見る人の印象がよくなります。
人に見てもらうのだからきれいにしておくぐらいは当然のマナーでもあります。
可能であれば車内も片づけておきます。
不要なものはもちろん、「いつでも持っていってもらっていいいですよ」という
こちら側の本気度も伝わります。
査定する側のモチベーションも上がります。
洗車もしてない、車内が片付いてもいない車を見せられたらこう思うでしょう。
「こいつ本気で車売る気あるのかよ」
そうならないように気を付けてください。
車検証や納税証明書などの必要書類はすぐに見せられるようにしておきましょう。
自分用にメモとペンも用意しておくといいと思います。
査定当日
いよいよ査定当日です!
緊張する必要はありません。
こちらにとっては一生の内でそう何度も訪れることはない大きなイベントだとしても!
業者にとっては毎日のお仕事でしかありません(笑)
ここでひとつ大事なことがありました。
合同一括査定の前にディーラー系中古車店で見積りを取っておきましょう。
この金額が基準になります。
ディーラー系列の中古車店を選んだのは、
ディーラー系中古車店は一括見積りに参戦してこないからです。
余裕があるなら他の一括査定に参加していない中古車屋さんでも見積りを取っておくと参考になります。
私の場合は、事前の持ち込み見積りで一般中古車店で5万円、ディーラー系中古車店で15万円と言われた車が…
その後の合同一括査定で60万円オーバーの値段で売ることができました。
くわしくはこちらで
事前に見積りを取っておくことで「XX万円の見積りをもらってるからそれ以上なら売ります」と言うことができます。
相手にとっても基準があるので仕事がしやすくなります。
そしてこれは一番大事なことなのですが、
一括査定ではこの金額はなんの邪魔にもなりません!
1対1の持ち込み査定の場合、他店の見積り額を事前に知った業者は「その金額に1万円上乗せして買いますよ」とか言うことができます。
だから他店の見積額は絶対に言ってはいけない、知られてはいけないのです!
足元を見られるからです。
しかし、他店の見積額を知られた後の一括査定の現場はそうはなりません…
さぁ、査定開始です!
担当者が来たら名刺をもらってすぐに査定開始です。
聞かれたことには正直に誠意を持って答えましょう。
取引きは信用第一です。
この時に皆さんに確認して欲しいことがあります。
買い取り後に不具合があるとかの理由で返金を要求することがあるか?です。
実際にそういう業者がいました。
あなたは何をしに来たんだい?
なんのための査定なんだ?
と、思わずにはいられません。
そんなこと許せるはずもありません。
合同一括査定ですよ?
それを許したら、高い金額を提示して買い取った後にどこそこが壊れてるだとか言って返金迫られても文句言えないってことです。
そういう業者はまったく信用ならないのですぐにお引き取り願いましょう。
査定額発表
査定が終わるとみなさん電話を始めます。
会社に査定結果を連絡しているのです。
金額は査定をした人が決めるのではありません。
査定結果を元に会社が決めます。
どの車種がどういう状態なら全国のどこでいくらで売れるというデータから買い取り金額を算出するのです。
査定後、会社が買い取り金額を算出し終わるまでは待機です。
査定開始から全社の金額が出そろうまでは1~2時間はかかると思います。
その間に金額の決め方を相談しましょう。
金額を決めるには2通りの方法が考えられます。
・オークション形式
・一発入札形式
です。
オークション形式は、自分が仕切って挙手などで値段を釣り上げていくやり方です。
めんどくさい
どう仕切ればいいかもわからないのでやりたい方はどうぞご自由に。
そもそもこれでは合同一括査定の意味が半減します。
一発入札でいきましょう!
やり方はカンタンです。
会社からの連絡を待つ間に預かっていた名刺を一旦お返しします。
名刺の裏に金額を記入してもらいます。
そして再び名刺を集め、
一斉にひっくり返して一番金額の高かった人を勝ちとする!
一発入札を強くオススメします!
なぜ一発入札がいいのか?
担当者のみなさんは会社からすでに限度額を預かっているのです。
それを越えた金額を出す裁量がどこまであるのかはその人の会社での地位によるのでしょうが、
その預かった金額からの大幅な上昇は見込めません。
そして一発入札にしてしまえば、
その人は買い取り額の最大目一杯限界の
最高値を書くしかないのです。
私が決めた一発入札のルールは以下の通りです。
1:入札金額は千円単位とする。(100円や10円とか書いちゃダメ)
2:同額の時はジャンケン!
3:金額発表後の上乗せは認めない。(後出しじゃんけんは卑怯で嫌だ)
4:事前に調べた見積りより金額が上だったら絶対に売る!
1の入札単位は、車売るのに1円や100円の値段の差でやり取りするのは嫌だ。
2は他に方法がない。
3は、あとから「うちはさらに1万出しますよ!」と言ってきてもそういう汚いやり方は認めないというこちらの誠意です。
4もこちらの覚悟であり、宣誓です。
そして、最も大事なことは、
このルールにしたら目一杯の最高値を書くしかなくなるのです。
そこには余計な駆け引きは存在できません。
交渉する余地など無いのです。
業者はもちろん損はしません。
こちらはその場の最高値を確実にゲットできます。
なんてクリーンな取引なのでしょう。
こんなに売り手有利な方法があるでしょうか?
その場にいる業者の最高値が確実に確保できるのです。
みなさんも一括査定で良い取引ができることをお祈りいたします。
以下は私の体験記です、参考になれば幸いです。