2021年に発売されたツーリングドームLX(新色・オリーブドラブ)に続いて買ってしまったアマゾン限定ツーリングドームST オリーブドラブバージョンの紹介です。
アマゾン(Amazon)限定版ツーリングドームとは?
黄緑色も鮮やかな従来モデル。
2021年にカラーチェンジされてオリーブになりました。
2021年モデルに関しては別途レビューしています。
派手な色よりナチュラルカラー、ミリタリーカラーを求める声が高まったことにメーカーが応えてのカラーチェンジです。
すでに数年前からアウトドアショップなどからオリジナルカラーバージョンのツーリングドームが限定的に発売されていましたが、その中でも特に人気が高かったのがアマゾン限定のオリーブドラブバージョンです。
人気の高さから即売り切れてしまうので、何回か再販されています。
そして、なんと!2021年のオリーブドラブモデルが発売された直後の4月半ばにアマゾン限定バージョンのツーリングドームSTが復活しているのを発見!
「本当にアマゾン限定バージョン?2021年モデルの間違いじゃないの?」と疑いつつ、2021年モデルのLXを購入したばかりにも関わらずポチってしまいました…
ちなみに2023年6月8日現在、アマゾン限定モデルが復活再販中です。
ひとまわり大きめのLXも復活再販中です!
本当に届いたアマゾン限定モデル
2021年モデルでオリーブが発売された直後なのにアマゾン限定のオリーブが発売されるとか意味がわからん…
送られてきたのが2021年モデルだったら返品しよう。
そう思って発注したのですが果たして…
正真正銘アマゾン限定モデルが届きました。
両モデルの主な違いは、2021年モデルはフライの出入口部分とインナーテントがホワイトなところとColemanロゴの色違いです。
善し悪しは個人の好みによって判断が違ってくるところですが、機能的な違いでいうとフライ出入口とインナーテントが白い2021年モデルの方が外光を取り込みやすくなるのでテントの中が明るくなります。
ツーリングドームST買い増しの言い訳
つい先日ツーリングドームLXを買ったばかり…
2021年モデルのLXを使って思ったこと。
- 完ソロならもっと小さいテントの方が設営、撤収のお手軽感が増すのでは?
- インナーテント、出入口もオリーブの方が渋くてカッコイイのでは?
不満というほどの不満ではなかったのですが、もう手に入ることは無いと思っていたアマゾン限定モデルのまさかの復活を目の当たりにしては物欲を止めることは不可能でした。
富士見の丘オートキャンプ場(100万だらぁの夜景サイト)でデヴュー(初張り)をレヴュー
100万だらぁの夜景を見ながらキャンプができると話題の「富士見の丘オートキャンプ場」へ行かないかとお誘いがありました。
私も行ってみたいと思っていたところだったので即OKしてサイトを予約。
平日でフリーサイトはガラ空きなのに100万だらぁサイトはかろうじて1カ所空きがあるだけでほぼ埋まってます。
サイトは8m x 8mほどで1ポールテントを張るのも問題ない広さ。
私の感覚ではじゅうぶん広いのですが、フリーサイトにカップルで来てた男性が100万だらぁサイトを見て「狭い!」と言っていました。
世の中いろんな人がいます。
ツーリングドームSTの設営
さすがにコンパクトです。
LXに比べてさらに持ち運びが楽になります。
収納袋の大きさに余裕があるので撤収時に適当に畳んでも押し込んで仕舞うことができます。
急ぎの時に助かります。
同じ色ばかりなのでわかりにくいですが、インナーテント、フライシート(アウターテント)、ポール(3本)、ペグ、ガイロープ、組み立て説明書がセットになっています。
ガイロープは鮮やかなイエローです。
キャンプでは足など引っかけないように見やすい派手な色のロープを使うのが機能的には正解なのですが…
子連れでもないソロキャンプならナチュラルカラーのパラコードを買ってカスタマイズするのもアリです。
ついでに自在金具も変更したいところなのですが…
自在金具にはミリタリーっぽい色のものはまだ存在していないようです。
いまのところブラックのものが一番目立たない色かもしれません。
テントが小ぶりなので手が届きやすく設営も簡単です。
別売りの専用グランドシートを持っているのですが、LXの袋に入れたままで持って来るのを忘れてしまいました。
代わりにグリーンシートを使います。
グリーンシートは設営、撤収時にテントなどが汚れるのを防ぐのにも便利です。
設営方法は説明書を一読すれば理解できてしまうほど簡単です。
あっという間にインナーテントが立ち上がります。
2021年モデルはインナーテントが明るい白色になっています。
出入口にColemanのロゴがありますが、2021年モデルはランタンのイラストになっています。
フライを被せてペグダウンしたら完成です。
正直、商品付属のアルミペグは「軽い」という以外メリットは感じません。
オートキャンプなら鋳造ペグ一択です。
小型テントなら18xcmのペグでじゅうぶんです。
木製のペグハンマーは雰囲気があっていいのですが、河原など石の多い固い地面にペグを打ち込むと付け根部分からあっさり折れます。
柄の部分含めてオール合金製のハンマーにしておけば簡単に壊れることはありません。
天気が良かったのでガイロープなしの適当設営です。
グランドシートがはみ出してますが気にしません。
渋いミリタリーグリーン…イイですね。
化学繊維なのでこの程度のテカりは問題なし!
2021年モデルに比べてオールオリーブなので武骨度が高いです。
ファミキャン、グルキャンが持つ軽い雰囲気を排していく方向を目指すソロキャンパーにオススメですが、日中にフルクローズ状態の自分のテントを外から見ることはほとんどないので、2021年モデルの出入口が白色のバージョンでもさほど気にはなりません。
そもそも欲しくてもアマゾン限定モデルを買うのは不可能に近いですし…
ツーリングドームSTをチェック
設営後のツーリングドームSTをチェックしていきます。
跳ね上げできる出入口でキャノピータープ
出入口を跳ね上げたところです。
もちろんキャノピーはくるくると巻いて上部で固定することもできます。
ツーリングドームがあればタープを持って行く必要も無いですね。
この日はまだ虫もほとんどいないし、有料専用サイトでしかも目の前が崖になっていて他人が絶対に入ってこないとわかっていたのでキャノピーを跳ね上げたまま就寝。
キャノピーポールは付属していないので別途購入する必要があります。
接続式で長さ調節ができるDODのコンパクトタープポールを愛用しています。
6本継いで200cmまで延伸できますが、ツーリングドームなら4本継いだところで高さぴったりです。
調整式なのでワンポールテントのキャノピー跳ね上げにも使い回せるので重宝しています。
ツーリングドーム専用として長さ145cm固定のポールでいいならかなり安く買えます。
ポールを買う際はロープの有無も確認しましょう。
キャノピー用のパラコードなら細くて安いものでも構いません。
どうせ風が強い時はキャノピー跳ね上げなんかできないですから。
広い前室とキャノピータープを使うと広いまったりスペースが出来上がります。
屋根や壁があると落ち着きます(笑)
ただし、テントは化繊なので火の取り扱いにはじゅうぶんご注意ください。
焚火の火の粉一発で溶けて盛大に穴が開きます。
STの後部
フルクローズ状態です。
真ん中でセパレートできます。
巻き上げた状態です。
インナーテントは前後ともメッシュにできます。
ただし、前後ともテントの外から開け閉めすることはできますが、メッシュにはテント内からしかできません。
ベンチレーションシステム
フライ後部上方にベンチレーションがあります。
フライのベンチレーションはメッシュになっています。
フライのベンチレーションの位置にインナーのベンチレーションもあります。
ちなみにこの写真は見やすいようにフライ装着前に撮影しています。
インナーのベンチレーションも巻き取って固定できます。
ここはメッシュのみでフルオープンにはできません。
インナーの天頂部にはLEDランタンを吊るせるループがあります。
フライ含めオールメッシュにもできるし、寒暖両方に対応できます。
暑い時は充電式の扇風機、寒い時は湯たんぽを使えば快適度爆上げです。
どれも持っておいて損はありません。
前室について
広い前室があるというのがツーリングドームシリーズの売りのひとつです。
LXはじゅうぶん広かったのですが果たしてSTは?
20Lのクーラーボックスを縦置きしたところです。
完ソロで20Lのクーラーボックスが前室に収まるならなんの問題もないですね。
靴やキャンプ道具、折り畳みチェアなども前室内に置くことができるので就寝前の片づけもあっという間です。
寝具設営について
最も重要な寝具のインストールです。
LXではコットを入れましたがSTはテント内の高さがLXより10cm低い100cmなのでインフレーターマットのみにしました。
愛用しているのは他社製品に比べて大きめなクイックキャンプのインフレーターマット(長さ201cm×幅70cmx厚さ8cm)です。
テント内の奥行が120cmあるのでシングルタイプのマットは余裕で入ります。
テントの入り口方向(写真右側)から見て右側にポケットがあるのでこちらを頭側に設定。
けっこう大きなポケットなのでスマホを入れてもまだまだ余裕があります。
咄嗟に必要になりそうなライトや眼鏡ケースなんかも入れておけます。
長さ2mのマットがぴったり収まります。
マットがテントに接触していますが、きついというほどではありません。
端に寄せてセットするとご覧のようにスペースが余ります。
これがツーリングドームSTが1~2人用とメーカーが謳う理由です。
折りたたみマットを敷いて寝袋で寝るだけなら2人で並んで寝られなくもない…
ただし、山岳テント並みに窮屈な寝心地になります。
荷物などは前室に置くしかなくなります。
ふたりで使うことがあるなら問答無用でLXにしておくべきかと思います。
テントフロアに厚手のレジャーシートを敷くと地面のゴツゴツが気にならなくなり快適に過ごせます。
この時は寝袋を入れた後にレジャーシートを敷き忘れたことに気付いてインフレーターマットと格闘しながら敷きました。
少し荷物が増えますがテントやマット、シュラフの保護にもなるので厚手のレジャーシートはオススメです。
よりコンパクト、より武骨を求めるなら折り畳みのウレタンマットを。
富士見の丘オートキャンプ場100万だらぁの夜景とツーリングドームST
高速降りてすぐという好立地。
眼下に夜景を見おろしながらの焚火というのもいいものでした。
さて、この写真を撮っている時に気付いておくべき大事なことがあったのです…
そして雨が降る
夜中に雨粒がテントを叩く音で目が覚めました。
ボツボツという雨音もまた心地良きかな。
起床後も雨が降ったりやんだりする空模様。
キャンプ場のチェックアウトが12時なので晴れを待ってのんびり過ごします。
しっかりと雨粒を弾いています。
テントを叩くと水滴が弾け飛びます。
内部への浸水もありませんでした。
晴れればあっという間に乾きます。
しかし、起床後にテントの裏に回って驚愕。
フライの後ろ側閉じるの忘れてたー!
インナーを前後フルクローズにして寝たのですが、フライの後ろが全開に開けっ放しでした!
思いっきりインナーを叩く雨音を聞いていたという…どうりで小雨程度なのに目が覚めるわけだ。
夜景の写真をよく見ていただくとフライの後ろ側が閉め忘れて全開なのがわかります(笑)
前もポールで立てたキャノピースタイルでこちらも全開。
風もほとんどなく、小雨程度だったので前室内のものは濡れていませんでした。
小雨降る早朝の半引きこもりスタイル。
横壁が無いわけですが小雨程度ならタープなしでも過ごせます。
閑話休題。
天井が低いのでイスはロータイプのものがオススメです。
多少横幅が大きくなりますが、肘掛付きのタイプにするとスマホなども置けるし昼寝をする時に両手を預けられてより快適度が高くなります。
テントファクトリーのスパイダーローチェアは今のところ私のキャンプ用折り畳みチェアのベストバイです!
迷彩の他に夏用に黒メッシュタイプも所有しています。
総括:買ってよかったツーリングドームST
STにするかLXにするかで散々悩んでLXを選んだはずなのに(笑)
自分のスタイルではソロならSTでも充分な広さが確保できることがわかりました。
設営、撤収はテントが小さければ小さいほど楽になります。
STとLXでもその差ははっきり出ます。
ストーブが必要ない完ソロなら今後はSTを持って行こうと思います。
子供が一緒とかポータブル電源を入れて電気毛布を使いたいとかいう場合はLXの方がいいですね。
2ルームテントを買う予定のない基本ソロキャンパーの結論です。
2022年3月現在、一時期プレミアム価格だったツーリングドームの価格も落ち着いて2割引きでの販売も珍しくない状況になりました。
購入時はアマゾンなどのオンラインショッピングサイト、コールマンの正規オンラインショップ、アウトドアショップで入荷予定や在庫チェックをするのが非常に有効です。
ツーリングドームはコスパが良いので誰にもオススメできる良テントです。