ドングルって知ってますか?
パソコンを使う人にとっては保険のようなものなので知っておいて損はありません。
いや、むしろ知っておくべきだと思います。
ドングル は dongle と書きます。
そもそもドングルとはなにか?
ドングルの起源は思いのほか古く、今から40年も前から存在していたとも言われています。
「dongle(ドングル)」は「dangle(ダングル)」=「ぶらさがる」が語源ではないかという説もありますが、今となってはそれも定かではないそうです。
これがドングルです。
そう、よくある変換・分岐ケーブルです。
変換接続機器の総称がドングルです。
じゃあもう「変換ケーブル」でいいじゃないか!
しかし、これが元来のドングルではありません。
元々はこういうものがドングルと言われていたのです。
これはなにか?
これは、パソコンにインストールしたアプリ(プログラム)を動かす時に必要な「鍵」です。
アプリを使う時にコンピューターにこれを挿しておかないとアプリが動かないのです。
アプリをひとつ買って、それを複数のコンピューターに入れて使用されるのを防ぐためのものです。
要は不正コピー防止のためです。
形状はUSBメモリそのものです。
中にアプリを動かすための鍵(権利)を入れて使います。
ということで、このドングルをアプリがインストールされたパソコンに挿しておけばいいだけなのですが…
ひとつだけ買ったアプリを複数のパソコンにインストールして、そのアプリを使う時だけドングルを挿し換えて運用したい。
ということもあるかと思います。
もちろん、その都度ドングルを抜き挿しして使えばいいだけです。
さて、そうやって運用するとどうなると思います?
もうおわかりですね?
壊れます。
いやー、これがもうね、笑っちゃうぐらい簡単に壊れますから。マジで。
それでもってどういう時に壊れるかというとですね、
絶対に壊れたらダメな時に壊れるんです。
それはそうです。
アプリを使おうとした時に壊れるのだから。
どこが壊れるかというと、中に入っているデータが壊れるのではなく、
USBの接続部分が壊れます。
何度も抜き差ししているうちにハンダ付けしてるところなどに負担が掛かって断線することが多いです。
物理的に壊れるわけです。
さて、困りました。
中身は大丈夫なのにもう使えません。
これが仕事中に起こると真っ青です。
じゃあこの物理破壊を回避しましょうか!
はい。これでOK。
ドングル本体は挿したまま、ケーブルごと抜き挿しして運用しましょう。
これで抜き挿しによって壊れるのは安価なケーブルだけです。
「あのアプリ使いたいからドングル持ってきてくれ。」
と言われて接続ケーブルごとドングルを持ち運ぶようになりました。。。
そうやっていつのまにかケーブルそのものが「ドングル」と呼ばれるようになりましたとサ。めでたしめでたし。(本当のような創作話し)
さて、
同じ理由でUSBメモリも壊れます。
その中身、大事なものが入ってませんか?
ドングルを使いましょう!
使えなくなって困るものが入っているならドングル運用しましょう。
たったの1回でも故障を回避できたとしたら、こんなに安価な保険はありません。
ドングル使って快適PC運用。
仕事が出来る人と思われること間違いなしですね!